:ある一部の層で評価の高い音楽ではなく、一般大衆に受け入れられている音楽である。レコードやCDなどの複製技術の進歩によって、音楽が、一部の特権階級のものでなくなったことにより生まれたジャンルといえる。ヒットチャートという形で、シングルの売上、放送回数などがカウントされ、チャート上位を占めるものをいう。これは最も広い意味の場合であり、売れていれば
映画音楽でも、ジャズでも、演歌でもポピュラー音楽のなかに分類される。
:古典音楽や伝統音楽でない、つまり、なんらかの厳格な決め事をもっていない音楽としてのジャンルである。主にロックを指す場合が多い。クラシック、
民族音楽等はそれぞれ伝統のスタイルがあり、形式が重視される。それに対してポピュラー音楽は形式やスタイルは最低限に抑えられ、敷居の低い音楽とされる。また、作家の
井沢元彦は「『軽音楽』という名称は蔑称的な意味合いがある」と自著で語っている。
前述のように何をポピュラー音楽ととらえるかによってポピュラー音楽の歴史の定義も違ってくるが、「世界中に影響を与え、商業的にも成功した音楽」を考えると、1950年代の
モダン・ジャズが原点のひとつになるかもしれない。現代音楽の作曲家
ボグスワフ・シェッフェルは
MJQのために、「MJQの為のカルテット」を作曲した。これは、「商業的に成功する音楽」を全く無関係の現代音楽の作曲家が価値を肯定した最初期の例に当る。