20世紀の後半には、心理学分野の拡大や副次的な方法論の増加により、"実験心理学"という語の意味は変化することになった。実験心理学者は多くの手法を用いるようになり、厳密に実験的な手法以外の方法も用いるようになった。このことの原因のひとつは、
科学哲学の発展が実験的手法の絶対的な地位に影響したことがあげられる。その一方で実験的手法は、発達心理学や
社会心理学など、従来は実験心理学の分野ではなかった領域においても用いられるようになっている。今日、実験心理学という語は、洗練され名声のある
学会や
学術雑誌、大学における心理学専攻の名前などに用いられ続けている。
・ Edwin G. Boring. A History of Experimental Psychology. 2nd Edition. Prentice-Hall, 1950.
・ Robert L. Solso and M. Kimberly MacLin. Experimental Psychology: A Case Approach. 7th Edition. Allyn & Bacon, 2001.