超硬合金(ちょうこうごうきん、Cemented Carbide)とは、硬質の金属炭化物の粉末を焼結して作られる
合金で、単に
超硬とも呼ばれ、これを利用した工具を
超硬工具と云う。一般的には炭化
タングステン(WC、タングステン・カーバイド)と結合剤(バインダ)である
コバルト(Co)を混合して焼結したものを指す。主に切削加工や
金型などの耐磨耗性を要求される分野で使用される(
粉末冶金、
サーメットも参照のこと。)
その後日本では時期をおかずに、住友電線製造所(現在の
住友電工)により「イゲタロイ」が、三菱鉱業(現在の
三菱マテリアル)により「ダイヤチタニット」がそれぞれ開発され、前述の「タンガロイ」と合わせて超硬合金あるいは超硬工具の
御三家となる。主に営んでいた事業分野がそれぞれ異なる(金属部品加工、
電線製造、
鉱山経営)ことを反映して、当初の開発の目的(想定する用途)は異なっていた(一般金属の切削加工関連、電線の引き抜き用金型関連、鉱山の掘削関連)ようであるが、結局同じ超硬合金という材料にそれぞれが辿り着いた点は興味深いことである。